イタリア人にナポリタンを食べさせた

  • 2019.10.06 Sunday
  • 02:25

土曜日の午前、学生寮の勉強部屋で自習していたら、イタリアのリグーリア州から到着したばかりのギャルが、チェックイン時刻まで間があるので、そこで待たせてもらうと言って入ってきた。

 

彼女が近くにランチのできる店がないかと聞くので、「じゃ、私のフラットのキッチンで、スパゲティ ・ナポリタンをご馳走しようか」と招き入れた。もともと昼はそうしようと思い、材料は揃えてあったし、それを多めに作るだけなので簡単だった。もちろん彼女も私が正統派イタ飯を作るとは思っていない。ミラノで食べる回転寿司のようなものだろうと、こちらも宣言して作り始めた。

 

私の手順を彼女は興味深かそうに見ていたが、やはりケチャップを使おうとした時点で、目を丸くした。とはいえさすがにイタリア女、こちらが好意でやっていることにケチをつけるような野暮はしない。黙って見ていてくれた。ケチャップの酸味を飛ばすためにフライパンでグツグツやり、そこへ蜂蜜、ウスターソースまで混ぜるのを見て、かなり不安そうにしていたが、結局食べる間も嫌そうな顔はせず、嬉しそうに完食してくれた。実際どういうつもりだったか知りたかったが、こちらも半分はいたずらのようなものだし、あまり真面目に聞けば、それこそ野暮というものだ。

 

リグーリア州といえばイタリアの北西部。南東部のナポリとは正反対の位置だけれど、流石に彼女も「ナポリではこういうものは食べていないとおもうわ」と最後に感想らしきものを漏らしてくれた。

 

写真を撮り忘れたのが悔やまれる。

 

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