日本と欧州の猛獣

  • 2019.10.26 Saturday
  • 08:47

先週末、エジンバラ からハイランド方面へバス旅行して気づいたのは、山がたくさんあることだった。決して標高は高くないが、山が多いのは確かだ。それをつらづらと眺めていて、この国にはまだ熊がいるだろうか?という疑問を持った。

帰ってきてから調べてみると、グレートブリテン島の熊は千年以上前に絶滅していた。狼も日本より遥か昔にいなくなったらしい。昔から牧畜の盛んな地域だし、家畜を襲うような猛獣がいては困るということからか、早い時期に駆逐されていたのだ。

 

昔フランスの学生達に、私の生まれ故郷には熊がたくさんいるという話をしたら、冗談だと思われた。図鑑で分布図を見せてやっと本当だと納得させることができたが、実際、欧州にはもうほとんど残っていない。熊は確かに猛獣だけれど、冬眠時に見つければ簡単に駆除できるため、英国でもあっさり絶滅したのだ。狼もドイツから東欧にかけて、保護されながら多少は生き延びているだけらしい。

 

日本でも九州にはもういない。四国も絶滅しかけている。しかしこの国には山が多いだけに、まだ彼らの支配地域というのは残されている。北海道など、共存していると言っても良いくらいだ。それを喜ぶ人は少ないだろうけれど。

 

色々問題はあるにせよ、熊のいない山は寂しいものだ。今年の春、田舎の山をうろうろしながらそれを考えていた。

 

 

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