『後妻業』が面白い

  • 2019.02.13 Wednesday
  • 20:09

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

 

この1月に始まったドラマの『後妻業』が抜群に面白い。視聴率はさっぱりらしいが、これを見逃した人は不幸だろうと思うほど。

大竹しのぶ、豊川悦司の映画版をみた人たちがこのドラマをつまらないと思うのかも知れないが、比較して意味があるとは思えない。私にとってはどちらも素晴らしい。

 

安っぽい喜劇になっていると揶揄する向きもあるようだが、それは計算づくのものと見た。

家庭内で孤立した寂しい老人の財産を狙って後妻におさまり、命さえ奪う悪女の物語なのだ。まともにやれば陰惨きわまりなく、とても家のテレビで見られるものではない。映画版もドタバタ喜劇になっていたのはそのためだろう。後半、大竹しのぶが、「どれほど悲しくても、涙も出んようになってしもうた」と自らの人間性を嘆息するシーンがあって、それが底なしの悲劇を言い表していた。

 

ドラマに関していえば、まず脚本が良くできている。そしてそれを見事にこなす二人の女優がいる。木村佳乃という人は、実をいえば苦手だったのに見直してしまった。これほどの切れを見せるとは驚きだ。もう一方の木村多江はもともと好きだけれど、こちらもいつもとは大きく違う役どころを演じて新鮮だ。高橋克典はいつも通り、愛に溢れる小悪党ぶりがきれいにはまっている。

 

昨夜見たのが第4話だったかな? 息子が出てきて、佳乃さんはこれを腹違いの弟として扱う。また物語にふくらみが生まれつつある。今年最高のドラマになるかと予感させる。

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