戦後日本の国民食か

  • 2019.11.15 Friday
  • 05:04

もう三十年も前だけれど、はじめてサラリーマンになった頃、当時50歳以上の大先輩達の多くが、「僕はカレーライスが大好きだ」と言っていたのを思い出す。年齢からすると、メザシ,納豆、卵焼き、タクアンの世代だろうと思うのだが、意外とそうでもなかった。

進駐軍のジープを追いかけて、「ギブミーチョコレート」と言っていた世代の人達なのかもしれない。西洋風への憧れが強かったのか。朝・昼・晩、三食ともカレーライスで構わないなんて人にたくさん会った。

ま、そんなことはいいけど、私もこれは大好きよ。進駐軍のジープは知らないけどね。

 

日本にもたらされたカレーライスというのは、本家の南アジアのものとは違う、英国風のものだったのだ。だからこそ、今の英国人もこれにはなじみがあるのだ。私が作るカレーは、彼らにとっても家庭の味ではないだろうか。

 



ちなみに私はあまりジャガ芋を使わない。たまに入れるけど、それは家族のリクエストがある時だけだ。一人で食べるならば滅多に入れない。

これは実に良いものだ。ふっくらした短粒米に合う、英国風・和風のカレーができた。

ちなみに私は、できあがり間際にウスターソースを垂らしてみる。これが良い隠し味になる。



ランドセルを背負って学校へ行っています

  • 2019.11.14 Thursday
  • 01:38

日本から持ってきた通学用のショルダーバッグには、iPad はキーボード付きで入るのだが、学校で配られているテキストは、折り畳まないと入れられない。最初はそれでなんとかしていたが、やはりちゃんとA4の教科書を普通に入れたくなって、間に合わせの安い鞄を買おうとした。

 

どうせなら両手が空くリュックにしようと思ったが、手頃なのが見つからない。私の行動範囲の店では、普通に1万円以上する。しかし、ひとつだけ見つけた。これなら三ヶ月くらいもつだろうと思われたのは、ハリーポッターが映画の中で背負っているらしいやつだった。

 



文房具屋のハリポタコーナーにこれが飾ってあり、なんと、二千円。子供のおもちゃ風だが、十分ですよ。なにせここはエジンバラ。ハリポタの故郷だし、クラスメイトにも教師にも受けまくり。間に合わせのつもりだったけど、捨てずに持ち帰る気になっている。

豚カツか、カツ丼か?

  • 2019.11.12 Tuesday
  • 05:17

週末には暇を見てサイクリングに出かけるようにしているのだが、ここのところ最高気温が10度にも満たないことが多く、遠出する気にならない。近所をうろうろするだけで帰ってくることが多いのだが、そうするうちに、街の中でまた和食の店を見つけた。

 

 

「Chizuru tei」という店だった。和食だとは明言していない。Japanese Fusion だと看板にもメニューにも書いてある。しかし、寿司、麺類、鉄板焼きなどができるらしい。入ってみると、周囲はほとんどが白人の英国人。ほんの少し、中国語を話す東洋人もいたけれど。

 

メニューを見て、考え込んでしまった。

なるほど、寿司らしきものはあるのだ。しかし調理すべきカウンターは奥の厨房の中らしい。衛生管理はどうなっているのだろう。日本の寿司屋では、一にも二にも、これが重要視され、見習い職人は最初から徹底的に叩き込まれるというが、海外ではどうなんだろう。やはり食材の鮮度も気になって、食べる気がしない。こういう店に入ると、私は火をしっかり通したものしか食べないのだ。

そういえばエジンバラに住み始めて、まだ揚げ物を一度も食べていない。ここらでトンカツはどうだろうと思ってメニューを確かめたら、それらしきものがあった。ただし、そこには DONKATSU と書いてある。かなり怪しい。

 


 

私が現役のサラリーマンだった頃、エチオピアで日本食もあるという店に入ったら、メニューに KASUDON というのがあった。

一緒に行った年配のエンジニアが私に、「お前、これ注文してみろよ」というので、「あなたこそ食べてみてくださいよ」とおしつけあったことがある。

たぶんカツ丼が出てくるのだろうが、万が一残飯が丼に盛られれていても文句は言えない。だって、カス丼を注文したのはこちらなのだから。

 

華僑らしきお兄さんにとりあえずこれを注文しながら、「これって、ドンカツじゃなくて、カツ丼ですよね。それとも、とんカツライスですか?」と念のため聞いていみたが、要領を得ない。あちらから「日本人なんですね?」と聞かれて、「そうです」と答えると、もうしわけなさそうな顔をする。それ以上聞いてもらちがあきそうにないので、ま、いいや、と納めてしまった。

 

 

出てきたものは、やはりカツ丼だった。見た目は日本のものと微妙に違うが、十分食べられる水準のものだった。食べている際中に、さっきのお兄さんが、「大丈夫ですか?」と聞きにくる。厨房の中からオバちゃんも出てきて、「おいしいでしょうか?」と心配そうに聞かれる。周囲の英国人たちも、私の答えに聞き耳を立てているのがわかったので、

「OK.  Everything is fine」と答えざるを得ない状況に追い込まれる私。

実際、悪くはない。和食、なかんづく豚カツに飢えていた私に、これは十分過ぎるご馳走だった。

 

食べ終えてコーヒーを飲んでいる頃には空いている席がなくなるほど繁盛していた。ま、日本食の店にしては高くもないし、悪いランチじゃなかったね。

チップもしっかりとはずんで店をあとにした。

 

 

日本式のラーメン

  • 2019.11.10 Sunday
  • 18:29

ブラジル人のクラスメイトが親しげに寄ってくる。とにかく日本が好きだと言って、やっているスポーツは柔術、料理は和食派なのだそうだ。

「昨日もレストランへ行ったよ」

「何を食べたの?」

「ラーメンと餃子、それとサッポロビール」

 

どこが和食なんだ?と聞きたいが、ま、いいか。

 

ジュディ・オングがラーメンは日本が最高だと言っていた。あの人が言うことだから間違い無いのだろう。

 

エジンバラでもラーメン屋は多いけど、近所の店には「大和的拉麺道」の修了証書が飾られていた。修了者は中国人らしき名前だ。

証書は英語で、Yamato Ramen School のサーティフィケートになっている。いったいどこの学校だろうと思って調べてみたら、本社は四国の坂出市のそばにある。店主が出たのは、シンガポール校らしい。学長はもちろん日本人、というか讃岐人なんだろうな。

 


ラーメンは黒豚骨味で、スープはなかなか美味いのだが、道産子としては、腰の弱いストレート麺には納得しがたいものがある。しかし四国風だとすればこんなものか。それでも讃岐うどんだって腰はしっかりしているものだと思うのだが。


スコットランドに来たからには

  • 2019.11.10 Sunday
  • 00:13

私が英語の勉強をすると言って、わざわざスコットランドを選んだのは、当然ながら、この地の酒が目当てだったせいである。

それは周囲の人間には最初からバレバレで、特に隠しもしていなかった。

しかしこちらへきてすでに二ヶ月が過ぎようとしているが、蒸溜所巡りのバスツアー以外では、特に珍しい酒を飲んでいるわけではない。それでも最後には、ここでしか手に入らないようなものを持ち帰る予定だ。

 

今日はその見当をつけてきたのだ。うしししし。

 

その1

ラガブーリン12年 カスクストレングス 56度。

その名の通り、銘酒ラガブーリンの樽出しそのままの度数で売られているものだ。

 

 

 

その2

タリスカー15年 カスクストレングス 57度。

これも同様だが、15年なのでラガブーリンよりも少し熟成が進んでいるだろうか。

しかしこのメーカーは、少々荒っぽい味がウリなので、熟成が進めば良いと言うものでもないかも。

 


どちらもお値段は110£。1万5千円ほどか。うーん、仕方あるまい。

エジンバラの美術館は大したものです

  • 2019.11.09 Saturday
  • 02:33

今まで幾度も書きましたけどね。

 

今日はまた国立美術館の方へ行ってきたのですよ。これが二度目。前回行った時に二階にも展示室があるのを知らずに帰ってきたのです。で、今度こそはと思っていきました。

 

 

 

 

 


一階にあるのはわりと古いものが多くて、ルネッサンス頃から、18世紀頃までの作品が中心です。

それが二階には、ゴッホ、ゴーギャンなどを中心に、19世紀のものも多く展示されています。

 

 

 

こう言うものを、学校の帰りにちょっと見て来られるというのが、この街のすごいところです。

日本だったら、上野の森近辺に住んでいなければ無理ですものね。しかもこれらは全て入場無料で、写真も撮り放題。まるで別世界です。

 

霧雨の降る中、蒸溜所巡りをしてきた

  • 2019.11.04 Monday
  • 04:14

また朝から1日バスツアーでした。

 

 

 

今回はグレンゴイン蒸溜所、なんだかという湖のほとりで昼食、そしてまたディーンストン蒸溜所という、スコッチ愛好家コース。しかし前回と比べると客が少ない。わずか七人。その分だけ車内はゆとりがあってよかったですがね。

 



湖はさっぱり楽しくなく、ちょっと生臭いようなところ。しかし蒸溜所はどちらも悪くなかったです。どちらの酒もうまかったなー。どっちかというと、うーん、グレンゴインかな。でもそちらは18年ものを飲ませてもらったのだから、うまくて当然か。

土産のグラスも溜まってきたな。どれも捨てがたい。



エジンバラ城を見物してきた

  • 2019.11.03 Sunday
  • 03:23

 

今日は朝からラグビーパブで、W杯の決勝戦を見ていた。今までにないほど混雑していて、なかなかビールも買えない。試合は私の期待通り、南アフリカの勝利。

スクラムハーフのデクラークの活躍は日本戦ほどではなかったが、相変わらず良い動きをしている。世界一のナンバー9だな。

 

 

その後、市内の両替場で明日の日帰り旅行に備えて1万円をポンドに変えておこうとして郵便局へ行くつもりが道に迷い、うろうろしていたら、いつのまにかエジンバラ 場の正門前の坂道を登っていた。いずれは見物しようと思っていたので、じゃ、この機会にというわけで、中に入ってきた。

 

素晴らしいね。あれは大したものだと思う。しかしパンフレットによれば、ここに籠城しても大抵は負けたらしい。高台にあるばかりに水が不足して、長く持ち堪えられないのだそうだ。城が落ちるたびに籠城兵は皆殺しにされただろうか。欧州の戦いというのはしばしばそういうものらしい。

写真は城壁内から一望する城の北側。海が近くだというのがわかる。

 

やはりどうしても和食が欲しくなった。

  • 2019.11.02 Saturday
  • 03:05

特に寿司や蕎麦が食べたいなどと贅沢は言わない。普通のご飯が欲しかったのだ。

カリフォルニア米ならば中国人の店に売っている。しかし炊飯器がない。ところが私はかつてキャンプをやっていた頃、飯盒を使ったことがあるのだ。似たようなものはあるだろうとAmazon.uk で探したところ、ありましたよ。日本でも売られているスゥエーデン製のミニトランギアというのが。

というわけで比較的材料が手に入りやすい、親子丼にチャレンジです。

 

 

米、鶏肉、卵、タマネギ、醤油、チキンコンソメ(出汁の代わり)、ルッコラ(三つ葉の代わり)、蜂蜜。

 

 

まずはトランギアで米を0.8合ほど炊きます。水は1.2倍。台所の電熱器を吹きこぼしで汚さないように、アルミホイルを敷いて、まずは強火で沸騰させます。

湯気が出てきたら弱火にして10分。火を止めたら飯盒を逆さにしてさらに10分ほど蒸らします。

 

 

ここでチキンコンソメに醤油、蜂蜜などで味付けした出汁にタマネギ、鶏肉を入れて煮込み、頃合いを見て卵を投入。

 

 

ま、こんなものでしょう。味噌汁もコンビニでインスタントのが売られているので添えてみました。

あちらこちら微妙に違うので、やはり出汁とかミリンくらいは、買ってこようかな。しかし美味かったです。

ごはんもうまくたけました。残ったのは明日の朝、豚丼にでもしましょう

 

 

ついに半分が過ぎてしまった

  • 2019.10.28 Monday
  • 01:49

こちらの学校へ通うのは12週間。そしてこの日曜日でもう、半分の6週間が過ぎたのだ。その間、私の英語力はどれほど進歩しただろうか。先日書いた通り、5周目が終わった時点で進級できるかどうかの試験を受けたのだが、それは不可だった。そもそも最初の試験がまぐれででき過ぎて、私の実力以上のクラスに放り込まれていたのは明らかだった。とにかく先生の話していることがさっぱりわからないのだ。

今回の試験では最悪の場合、降格させられるのを覚悟していたのだが、それだけは免れた。読解能力はかなり上がっていたが、会話はやはりダメ。書くのは評価する先生によって賛否両論らしいが、主担任には不評だったようだ。ま、よかべ。

とにかく残りの6週間で、バッチリと頑張らねば。

 

土日は少しのんびりした。近所にある大きな公園でサンドイッチを食べながら、ポットに入れていった紅茶を飲んだ。寒いのだが日差しは強く、あまりのんびりできる状況ではなかった。もう日中の最高気温が10度を超えなくなり、最低気温は0度に近くなってきている。札幌よりも寒いほどだね。雪だけは降らないが。

 


ラグビーW杯は来週がいよいよ決勝戦。今日も朝からラグビーパブで準決勝の南アとウエールズの試合を見ていた。

先週日本をコテンパンにした南アを応援してしまった。あのスクラムハーフは大した男だ。あのガッツを見習いたいものだ。

ところで観客は先週よりはるかに少なかった。ウエールズ戦がどうして日本戦より少ないのか、ちょっと疑問だね。もう寒すぎて朝から見物に来られないか?